母乳育児をしていると痩せる
授乳中のママの中には、この噂を信じて母乳をあげている人もいるかもしれません。
でも、母乳をいくらあげても痩せない。。
こんなママも多いと思います。
今回はそんな悩みを解消するために、母乳育児で痩せない理由と産後ダイエットで痩せる方法をお伝えします。

母乳をあげても痩せない!?
「母乳育児をしていると痩せる」
この噂は実はYesでありNoでもあります。
正確には「母乳をあげると痩せやすくなる」ということで、「母乳をあげている=痩せる」ではありません。
母乳をあげていると痩せるメカニズムは次の通り。
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赤ちゃんが乳首を吸う
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母体でオキシトシンというホルモンが分泌される
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乳腺周りの筋肉が収縮する
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母乳が乳房からポンプの様に押し出される
↓
母乳が乳管を通る
↓
赤ちゃんの口に母乳が入る
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この一連の動きによって、1日に800~1000キロカロリーが消費されるといわれています。
なんとこれ、1時間以上ジョギングをした際に消費するカロリーと同じなのだそう!
授乳によってどれだけ多くのカロリーが消費されているのかが分かりますよね?
運動をしなくても、これだけのカロリーが毎日消費されるので、完全母乳育児や混合育児をしているママは完ミのママと比べて痩せやすくなります。
完母育児と混合育児を比べた場合は、やはり母乳の生成・排出量の多い完母の人の方が痩せやすくなります。
ただ、ここで忘れてならないのが「母乳をあげている=痩せる」ではないということ!
母乳をあげているからといって、栄養を摂り過ぎたり、運動をしなかたりすると太ります。
これは、母乳に変わることのできなかった栄養が脂肪として身体に蓄積させるためです。
ですから、授乳中であってもカロリーの高いものを大量に食べたり、運動を全くしないと、母乳をあげていても痩せないということになってしまうのです。
産後ダイエットを成功させる方法
母乳をあげるだけでは痩せないということが分かりましたが、ではどうやって産後ダイエットを成功させれば良いのでしょうか?
産後ダイエットを成功させるポイントは2つあります。
● バランスの摂れた食事
● 適度に運動を取り入れる
食事のバランスを整えることで、産後の身体が回復しやすくなり、カロリーが消費されやすくなります。
また、母乳の質と量も良くなるので、赤ちゃんが飲む量も増え、授乳によるカロリー消化も増えます。
産後ダイエットにおすすめの食事については、これらの記事を参考にしてみてください。
また、適度な運動を取り入れれば、妊娠~出産により衰えた筋肉を鍛えることができ、カロリーを消化する力が高まります。
それにより、余分な脂肪が燃焼されやすくなり、太りにくくなります。
また、産後の運動については、産後すぐであれば産褥体操がおすすめです。
その他にも、産後のお腹(特に下っ腹)のたるみを引き締める以下の運動もありますので、参考にしてみてください。
>>【脚・もも・お尻痩せ】産後のお腹・下半身を引き締める運動
産後ダイエットの注意点
産後ダイエットをしているママの中には、ダイエットの影響で「母乳が出ない」と悩んでいる人もいるかもしれません。
そんなママは、食事内容を見直してみましょう。
食事内容や栄養に偏りはありませんか?
食事制限をしていませんか?
母乳は血液からできています。
食事で十分な栄養が摂れないと、血液が作られず、母乳が少なくなったり、出なくなってしまいます。
また、脂っこいものや甘いものが多い食事だと、母乳が詰まりやすくなり出にくくなります。
この状態が続くと乳腺炎になりママの体にも負担がかかりますし、赤ちゃんも母乳を飲みにくくなってしまいます。
産後ダイエットで母乳が出ないママは、バランスの摂れた食事を心がけ、食事制限は行わないようにしましょう。
まとめ
産後ダイエットの成功の鍵を握っているのは「バランスの摂れた食事」と「適度な運動」だということが分かりました。
普段の生活を振り返ってみて、食事の内容に偏りがあったり、運動を全くしてないという人は、できることから始めてみてくださいね☆
